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とあるクリスチャンの日々の雑考

聖書とは何ですか?

 聖書という言葉はギリシャ語の「ビブリオン」=「本」を語源とし、英語では大文字で始まるバイブル(Bible)つまり、「本の中の本」という意味になります。2500以上の言語に翻訳され、年間30万冊以上が頒布されています。まさに「世界のベストセラー」ですが、面白いことに、これほど中身がよく知られていない本も世界にはないでしょう。

 聖書は1冊の本ではなく、66巻(昔はパピルスに書かれた巻物だった)からなる「図書館」のようなものです。

 また、聖書は約1500年にわたって、約40人の著者によって書かれました。著者には、王や政府の高官もいれば、祭司、医師、漁師、農夫、羊飼いなどもいて、その身分や職業は様々でした。しかも、彼らの大部分は、他の人が書いていること、いや、他の著者の存在さえ知りませんでした。

 しかし、聖書には不思議な統一性と完全性があります。聖書を読むと、一つの、全体を貫く頭脳がまぎれもなく支配しているのがわかります。

 つまり、40人の著者が自分の頭で考えたことを自分自身で語ったのではなく、彼らの背後に「本物の著者」=「神」が存在するということです。神が40人の著者を導き、彼らの特性を生かしながら各書を執筆させたからです。